日本100名城のスタンプ集め、開始しました!
(100名城については、こちら → ★) 記念すべき初陣は、八王子城。 スタンプ、ばっちり。 訪れた日は秋晴れの1日で気持ち良かったです。 しかし!この八王子城の本丸に行くまでのルートがガッツリ登山で、 母ちゃん涙目。事前に仕入れた情報ではハイキングレベルだと言う事だったのに… 念のためトレッキングシューズを履いてきて良かった。 ちびっこを含む登山で、山頂にある本丸跡まで約1時間。 標高445メートル。(ちなみに高尾山は599メートル) 平地はほとんど無く、狭くて急な道もあり。でも息子さん頑張ってたな~ 「ちょっと休憩じゃ」「うわぁーっ!(←転んだ)」と繰り返していたのは 母ちゃんだけ…運動不足の身にはなかなかキツかったけど、 山城の造りを体感できて良かった。こんな場所を甲冑を着た武士達が 攻めたり守ったりしていたんだなぁ…と妄想は止まらず。 頂上の本丸は、あれ?と思うほどの小さなスペースでした。 お城と言うと、つい立派な天守閣を思い浮かべてしまうけれど、 お城にも色々なスタイルがあるんだなぁ。 途中の景色。 秋の風景。 八王子城は北条家のお城で、小田原城の支城。重要な軍事拠点でした。 城は大まかに、城主北条氏照(氏政の弟)の館のあった御主殿跡などの 「居館地区」、戦闘時に要塞となる「要害地区」に分かれています。 こちらは居館地区。発掘調査では中国製の皿やヴェネチア産のガラス等が 見つかったそうです。戦いだけでなく、文化的な生活も送っていたんですね。 当時の石垣。 以前『真田丸』の中で秀吉による小田原攻めが描かれていたのだけど、 小田原城に籠り続けていた氏政への見せしめとして、この八王子城を 前田・上杉・真田の連合軍に攻めさせ、落城を知った氏政が 「八王子まで(落ちたか)…」と呆然とするシーンがありました。 凄惨を極めた戦いの勝負は1日で決したと言われています。 この八王子城落城が決め手となって籠城を続けていた小田原城は開城、 北条氏は滅亡。氏照はこの時、小田原におり、開城後、兄の氏政と共に 城下で切腹。ついに秀吉の天下統一がなされました。 北条氏の後にこの地を治めた徳川家康によって八王子城は廃城。 現代に至ります。 八王子城と検索すると、お城の情報と共に必ずヒットする「心霊スポット」。 八王子城の戦いでは、当時攻めてきた1万5000人の連合軍に対し、 北条側はわずか1000人。しかも城主や家臣達は小田原での合戦に 出向いており、城内には僅かの家臣と婦女子、かき集められた領民しか いなかったとのこと。降伏する事も許されず、徹底的に潰された戦いでは 悲劇的で無惨な死を遂げた者ばかりでした。 そんな背景から、 八王子城跡では何やら不思議な事が起こる 心霊スポットとしても知られているのだそうです…合掌。 *** さてさて、次はどのお城を目指そうかな。 しばらく山城はご勘弁。苦笑
by yukikowind
| 2016-10-20 10:28
| お城めぐり
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